日経225先物って?

225先物とは

日経プライム市場には、日経一部から日経プライム市場に変わった時点で約1800社あり、この中でさらに、日本を代表する会社225社 の株価ををもとに、日本経済新聞社が算出して公表している数字が、日経平均株価になります。

この225社の構成は、こちらのNIKKEIが公表しているHPをご参照ください。

トヨタ、ファストリ、東京海上、NTT、住友商事など、日本を代表する会社がズラリと並んでいます。

この代表する225社の平均株価を基にした、株価指数先物取引 の事を指します。

日経先物の最低必要資金

なにを言っても少額の資金で大きな取引が出来ることが魅力になると思います。

各種証券会社で、必要となる証拠金(必要なお金)が違いますが、単純な計算をすると

令和5年5月 日経3,000円の大台を回復しました。これをもとに、必要証拠金のかけ目を50%すると

  • 先物ラージ:おおよそ 150万 (取引金額30,000×100倍×1枚 = 3,000,000 円 × 0.5 = 150万
  • 先物ミニ:おおよそ 15万 (取引金額30,000×1000倍×1枚 = 3,000,000 ×0.5 = 15万円 )
  • 先物マイクロ:おおよそ 1万5千円 取引金額30,000×1000倍×1枚 = 3,000,000 = 1.5万円 )

が必要になります。個人投資家がラージを取引するのは現実的ではないので、主戦場は 先物ミニ です。また先物マイクロが令和5年6月から開始され、かなり少ない投資金額で取引する事が出来ますので、初心者で勉強するには 先物マイクロ をお勧めします。

値動き

値動きに関しては、ミニ、マイクロは5円、ラージは10円の値動きになります。

たかが5円、10円と書きましたが、実際はレバレッジがかかっているので

  • ラージ:10円・・・1万円
  • ミニ:5円・・・500円
  • マイクロ:5円・・・50円

となります。では実際に例を挙げてみていきましょう

株取引

先物 副業

株式関連用語の解説

先物取引をこれから行おうとする方がまず躓くのが専門用語です。筆者も先物を始めたときに最初に躓いていた用語です。特に情報源となるTwitter内での用語を説明していきます。 枚:マイ 先物でポジションを ...

ロングポジション

仮に ミニで30,000円 で買い(Long)からエントリーした場合

 30,010円 に 10円 上がった場合、1,000円の含み益 となります。

 29,990円 に 10円 下がった場合、1,000円の含み損 になります。

という事になります。

※用語がわからない場合は、こちらの記事を参照ください。

略語で記載すると

 30,000L ➤ 31,000C の場合 10万の利益

 30,000L ➤ 29,000LC の場合 10万円の損失

となります。

また、売り(Short)からエントリーする事も出来ます。この場合

ショートポジションの場合

 30,000S ➤ 31,000LC の場合 10万の利益

 30,000S ➤ 29,000L の場合  10万円の損失

となります。

取引時間

日経225先物の日中の取引時間は 8時45分~15時15分 となっています。

ポイントは夜間取引があるというところです。

日経225先物の夜間(ナイト)の取引時間は 夕方16時45分~翌朝6時 までという点です。

特に兼業の場合、日中の取引時間は仕事をしているため、トレードが難しい場合がほとんどだと思います。(隙間時間で出来ますが・・・)

仕事が終わってからナイトセッションでトレードできる 点が最大の魅力だと思います。

特に、海外からの割合が7割を超える日本では、 海外市場がオープンしている時間 が重要となります。

海外市場のオープン時間

  • 欧米タイム:ロンドン市場が開く 16時~翌2時 の時間帯(冬時間の場合は 17時~翌3時 )
  • 米国タイム:アメリカ市場が開く 23時30分~翌6時 の時間帯(サマータイム 22時30分~翌5時 )

特に米国タイムなどに、米国指標やFRB発言、FOMCなどがある場合は、大きく変動する事が多いので注意が必要です。

でもはまりすぎると、寝不足になりますので、本業に支障が出ないポジションサイズでのエントリーを心がけましょう。

強制決済

単純な疑問ですが、大きな含み損を抱えたらどうなるのかという点です。

これに関しては、有効証拠金が必要証拠金の一定の割合を下回ると、一般に言う追証(マージンコール)がかかります。期日までに不足分を入金しないと、ポジションは強制決済となってしまいます。

追証は可能な限り避けたいところですので、資金管理には十分に気を付けて 無理なポジションを取らない様に気を付けましょう。

追証の例

 前日日中で証拠金50万で、ミニで3枚、30000円をロングでエントリーしていた場合。

 45万円の金額のポジションですので、余力が5万円しかない状態ですので、夜間に200円(ー6万)下がった時点で割り込んでしまいます。

 追加証拠金を入れないと強制決済されてしまう状況です。

株トレードに関しては、資金管理が1番大切と言われており、私自身もそのように感じます。

資金管理と身の丈に合ったポジション、逆指値などを設定して、資産防衛をしておきましょう。

これに関しては別の投稿で改めて説明をしていきます。

以上、日経225先物の説明を終わりたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。